ゴムクローラーのサイズの確認方法


ゴムクローラーを交換する際にサイズがわからないことありませんか?

 

特に、初めて交換する方にとってはどこにサイズが書いてあるのか、さらに、どうやってサイズを測るのかがわからず苦戦した方も多いと思います。

 

でも、実は初心者の方でもポイントさえ抑えれば、ゴムクローラーのサイズを簡単に調べることができます。

 

そこで、本記事では、刻印がある場合とない場合に分けて、ゴムクローラーのサイズの確認方法についてご紹介します。

1.サイズの種類

サイズの種類のイメージ画像です

 

ゴムクローラーのサイズは、幅、ピッチ、リンク数を組み合わせて表現します。

 

サイズの判断にあたって、まずそれぞれの用語の意味を知っておきましょう。

1-1.幅

全幅やクローラー幅とも呼ばれ、ゴムクローラーが地面に接する部位の幅を意味します。

 

幅の表記は数字で表され、単位はmmとなります。

 

幅が広いほど、設置面積が広くなるため安定した走行が見込めます。そのため、機材が大型になり重量が増すほどゴムクローラーの幅は広くなり、機材が小型になり重量が減るほどゴムクローラーの幅は狭くなります。

 

ゴムクローラー内側にサイズ表記の刻印がある場合、たいていは左側の一番初めに幅に関する数字が記載されています。

 

刻印がない場合は、自分でサイズを測る必要があります。幅が太すぎても細すぎても機材に合わないため、正確に測定しておきましょう。

※幅の計測方法に関しては、以下の「3-1.幅の測り方」にて説明します。

1-2.ピッチ

ピッチとは、リンク(芯金)と隣のリンクとの間隔を意味します。ピッチの長さという表現もありますが、その際は、リンクの中心部分と隣のリンクの中心部分との長さを表します。

 

ピッチの表記は数字で表され、単位はmmとなります。リンクはゴムクローラーの内側にありますが、ピッチの長さは1周を通じて同じ距離となります。

 

ゴムクローラーによっては、ピッチの長さによってショートピッチ、ロングピッチがあり、リンクと隣のリンクとの長さが短いものをショートピッチ、長いものをロングピッチと呼びます。

※ピッチの計測方法に関しては、以下の「3-2.ピッチの測り方」にて説明します。

1-3.リンク数

リンクは、芯金や受け金とも呼ばれます。ゴムクローラーの内側、中心部に1周、ぐるりとついている突起を意味します。

 

リンクの数は数字で表され、単位は個数となります。つまり、リンク数とは、ぐるっと一周で何個あるかが、リンク数になります。

 

ゴムクローラーの内側は一見すると同じように見えるため、自分でリンク数を数える際は、どこからスタートしたのか、印を付けて数え間違いないようにしなければなりません。

 

ゴムクローラーを取り換える際、幅やピッチが合えば交換できるようにも思いますが、そもそものリンク数が変わるとゴムクローラーの長さが変わってきます。装着できたとしても大きすぎて使えない可能性もあるので、気を付けましょう。

※リンク数の計測方法に関しては、以下の「3-3.リンク数の測り方」にて説明します。

2.ゴムクローラーの刻印が確認できる場合

ゴムクローラーのサイズを測るのに簡単な方法としては刻印を確認する方法があります。

 

ゴムクローラーにはサイズを表現する刻印がされていて、幅とピッチ、リンク数が数字で表されていて一度に把握できます。

 

ゴムクローラーはもともとのサイズが大きいため、自分で測定するとなると手間がかかって大変です。

 

ですので、ゴムクローラー本体にサイズ表記の刻印が残っている場合は一目瞭然でサイズが把握できるのでとても便利です。

2-1.刻印の場所

刻印の場所のイメージ画像

ゴムクローラーの幅やピッチ、リンク数が判断できる刻印は、どこに記載されているのかを知っておきましょう。

 

刻印されている場所はメーカーや型式によっても異なりますが、基本的にはゴムクローラーの内側に記載されています。ただし、内側といっても中心部にはリンクが設置されていることから、より外側、縁に近い部分に記載されています。

 

刻印が見つからない場合は、内側をぐるっと1周、探して下さい。

 

なお、長く使い古したゴムクローラーの場合は、摩耗していて刻印が消えている場合もあるので注意しましょう。

2-2.刻印の表示の意味

ゴムクローラーの内側に記載されている刻印の表示にはどのような意味があるのでしょうか。

 

一般的な刻印の場合であれば、「300×52R×80」という表記がなされています。この刻印が意味するものは、全幅が300、ピッチが52、リンク数が80個という意味になります。このとき、全幅とピッチはmm単位での計算となります。

 

メーカーによっては、「全幅×ピッチ×リンク数」のほか、「全幅×リンク数×ピッチ」のように表記の順番が変わる場合がありますので注意しましょう。

 

メーカーに応じては、全幅がmmではなく、cmの場合もあります。上記の3列の数字の表記がない場合は、メーカーの管理番号の可能性が高いです。その場合は残念ながら、刻印からサイズを判別することはできません。

3.ゴムクローラーの刻印が確認できない場合

現在、装着中のゴムクローラーの刻印を確認してみたところ、打刻がされていない場合があります。実際には、打刻されていないのではなく消えていることが大半です。

 

ゴムクローラーにはサイズが打刻されている場合がほとんどですが、前述の通り、製造メーカーによっては、サイズの打刻がなく、管理番号のみの場合があります。また、建設機械などに使われることで摩耗が起こってしまい刻印が消えることもあります。

 

そのため、刻印が見つからない場合は、ご自身で測定する必要があります。ご自身で測定する場合は、幅とピッチとリンク数を測定してメモしておきましょう。

3-1.幅の測り方

幅の測り方のイメージ画像

 

幅を測るときはゴムクローラーの接地する面の左右の長さを測定します。

3-2.ピッチの測り方

ピッチの測り方のイメージ画像

 

ゴムクローラーのピッチはリンクの中心から隣のとリンクの中心までのとの間の距離をります。

 

測りにくい場合は、何カ所か計っていただいて、平均をとってください。

3-2-1.ショートピッチ

一見すると全て同じ型に思えるゴムクローラーですが、ロングピッチ、ショートピッチという型に分けられていることがあります。

 

ちなみに、ショート、ロングというのはリンクとリンクの長さを表現しています。

 

ショートピッチとはリンクとリンクの長さが短い設計になっていて、ゴムクローラーの中心部に設けられている1つの穴に、スプロケット(駆動輪)の歯車の山が1つ入る設計になっています。

 

穴とリンクとが1対1でかみ合うためしっかりと装着できるのがショートピッチのメリットです。

3-2-2.ロングピッチ

ロングピッチとは、リンクとリンクの長さが長い設計をいいます。

 

ゴムクローラーの中心部に設けられている1つの穴に、スプロケットの山が2つ入るタイプです。

 

ロングピッチとショートピッチのどちらを使用しているかは、型式に応じて異なります。基本的には装着中のゴムクローラーがロングピッチの場合はロングピッチを推奨しますが、(年式が前の機体の場合は)現在の適合の商品はショートピッチになる場合もございます。

3-3.リンク数の測り方

リンク数の測り方のイメージ画像

リンク数とはゴムクローラーに設置されているリンクの総数で、1周分を数えればすぐにわかります。

 

では、リンクの総数を計測するにはどこを見れば良いのでしょうか。

 

まずは、ゴムクローラーの内側を確認します。内側の中央ラインに突起物が並んでいますが、これをリンクと呼び、リンク数は内周にあるリンクを1周分ひとつずつ数えることで計測できます。

 

商品によってリンク数は変わり、少ないものであれば35くらい多いものであれば80を超える商品もあります。

 

数が多いため開始位置を見失ってしまうとせっかく数えたリンク数が水の泡になってしまいます。

 

コツとしてはスタート位置にシールなどの印をつけておきましょう。そして、1周分のリンク数を一つずつ数えていきます。

 

また、メーカーによってはリンクがすべて同じ形ではなく長いものと短いものが交互に並ぶ商品があります。その場合は、長いものも短いものもすべて合計した数をメモしておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

ゴムクローラーのサイズを知るには、まずは、ゴムクローラーの内側に刻印があるかどうかを確認し、見当たらない場合には幅とピッチ、リンク数の確認をしましょう。

 

みなさんがゴムクローラーを購入する際に役立てればと思います。


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